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繁殖に適した水槽はどれか?
繁殖に適した水槽はどれか?
エビを繁殖させるには、弱酸性の水質でソイルを敷いた水槽がよくて、大きいほどよいなどと言われています。
ほんとうにこういう条件だけが絶対なのでしょうか?もちろん、エビの種類は世界中から様々です。
一概には言えません。また、繁殖というより、成長にいい、エビがよく育つということがいい条件だといえるようです。
なぜなら、エビはたくさん増えるのが正常で、とにかく、成長していればどんどんと増えていくからです。そういう生き物であるとも言えます。
オーストラリアのエビの養殖事業
これは、ケアンズあたりの海岸沿いを飛行機から眺めるとよく見えるのですが、オーストラリアなのに田んぼがいっぱいある!
という、不思議な光景を目にします。しかも、とても、海に近く面しています。これは???
ガイドがすかさず、エビの養殖です。日本向けの食用エビの養殖用の池です。
と、言います。
たしか、車エビというのは、正式には日本に生息しているもので、近似のエビが似たようなエビとして輸入され冷凍えびとして売られています。
もちろん、売られる時には解凍されて有頭海老ですよという感じで売られています。
そういうエビは、こういう田んぼのような、泥っぽい地面を掘った場所に海水を流しこんで養殖するのだそうです。
そうすると、なぜかとても良い感じによく育つそうです。もちろん餌も与えているわけです。
しかし、何回か繰り返しているとあまり育たなくなるのだそうです。泥の中に含まれるミネラルが減ってくるから?などと言っていましたが、
どう考えても、海の海水の方がミネラルは豊富です。
おそらく、推察するに土中の有機物がなくなり、微生物、プランクトンのような生き物が減ったことが、エビの生育に影響を与えているのでしょう。
エビはもともと、干潟のような所で小さい時に成長しているのかもしれません。それを人工的に真似して、地面を掘って、海水を流しこんでやっているようです。
しかし、何年か経つとエビは育たなくなり、他の場所を掘って使っていくそうです。これでは、大変な規模で海岸線が破壊されていきます。
弊害は、このあたりの海が濁っているということです。綺麗なグレートバリアリーフの海が泥で濁ってしまっているって、、
そんなことしていいのかな?とも思います。また、それだけが原因かは分かりません。ある一説では、ということです。
微生物が大事!
エビの繁殖を目指すならやはり、稚エビを生存させるのが一番の課題となります。
とくに何もしなくても栄養さえ与えておけば、適齢期に慣れば勝手に交尾して抱卵して、孵化するまで抱卵しています。卵は水中では水流を送り続けないと
カビにやられてしまいます。
これはメスのエビが泳ぐヒレで常時水流を当ててくれますので、人は何もしなくても最高の状態で卵が育つのを待つだけです。
ただ、水換えで急激に水質が変化すると、脱皮して、殻に卵を残してしまい失敗するということがあるようですので、注意したいところです。
ほとんど水換えをしないという例が多いようです。
そのためには、やはり、大きい水槽がいいようです。
また、小さいのであれば、水換えをしなくてもいいように植物をたくさん入れるということです。
植物さえ入っていれば、水換えをしなくても、糞から出た、過剰な窒素分を綺麗に吸いとって植物が成長してくれます。
いい水槽は水草を捨てるのが掃除です。
あとは、もう、水換えをすると底にたまったヘドロが危険なので、退避して水槽ごと洗ってしまいます。
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